気候変動が深刻化する中、カーボンニュートラルな都市を目指す取り組みが加速している。脱炭素の視点で都市計画を考えるための全体像から、実装される多様な要素技術、街区・自治体・国土レベルのスケール別実践例、法解釈や意識改革、ソフト面の仕組みまでを幅広く詳述する一冊。現状の課題と先端技術の総合的理解に最適。(書籍紹介より)
当法人の理事である小泉秀樹が編著を行うと共に、平井一歩、長谷川隆三が寄稿を行っています。
1-2 カーボンニュートラルなまちづくりを考える枠組み(小泉秀樹)
3-1 カーボンニュートラルを指向した都市計画・まちづくりの枠組み(小泉秀樹)
II-2 マスタープランを対象とした都市持続可能性評価(小泉秀樹)
地球温暖化問題に対するまちづくりアプローチの重要性を整理すると共に、多様な主体の連携を通じた共創の意義、様々なスケールで求められる都市計画・まちづくりの枠組み、都市圏を対象とした包括的な持続可能性評価のあり方などについて述べています。
4-2 カーボンニュートラルなまちづくりを支える共創拠点(平井一歩)
カーボンニュートラルという観点から様々なタイプの共創拠点を整理すると共に、当法人が運営を行っている「シティラボ東京」の実践例を通してその活動を分析、展望を行っています。
4-4 マネジメント主体としてのシュタットベルケ(長谷川隆三)
カーボンニュートラルに向けた統合的なマネジメント主体として、都市サービスを担う公社であるシュタットベルケに着目し、ドイツでの概要を振り返ると共に、日本における示唆を整理しています。

『カーボンニュートラルなまちづくり』
編著:小泉秀樹・小林光・瀬田史彦・村山顕人
発行日:2025年9月10日
出版:学芸出版社